樹齢数百年の樹はすごい

ヒバは世界最長寿の木のひとつです
数ある樹種の中からヒバを選んだ理由
- 世界百二十種の木の中からヒバを選択(この標本の中には、世界一重たい木、軽い木、樹高の高い木などがあります。)
- アメリカ、カナダでヒバ(Yellow Cedar)に関する研究データや論文、報告書が豊富にある。それはヒバを用材として物理的に利用するより、抗細菌、抗真菌、蚊やダニなど害虫の忌避作用、防腐作用など化学的利用に重点が置かれつつあります。
- 現在、日本国内で流通している木材の中で、最高樹齢でありかつ、比較的入手しやすい部類です。
- 我が国に、数十年前から輸入されており、神社仏閣や住宅の建築内外装材、建具、木工品などに製材加工され数々の利用実績がある
- 本土のスギと屋久杉の比較から明らかなように、高樹齢の木ほど有効成分の蓄積が多いわかります。日本国内の殆どの木は戦後に植林された若い木であるため成分の含有量が少ないと思われます。
- 高樹齢であるために、成分の抽出など人工的に手を加えることなしに、その成分を利用することが出来ます。抽出は個々に融点や沸点が異なるために 有効成分を全て抽出することが難しいことがあります。百種類以上もある成分はお互いに作用を高めたり抑制したりして、バランスを保っています。
- 人工的に加工したものは薬害や内容の不明瞭さが伴うために、自然のものはあるがままの形での利用がより安全です。
その具体的利用の案内はこちら
ヒバの丸太と製材品
ヒバの樹木

Alaska Cedar(アラスカシダー), Alaska Cypress(アラスカサイプレス), Alaska Yellow Cedar(アラスカイエローシダー), Yellow Cedar(イエローシダー), Yellow Cypress(イエローサイプレス)などとよばれます。
北米西部のアラスカ南東部からカリフォルニア北部に掛けての太平洋岸に分布しています。
伐採されたヒバの木

葉はヒノキに似ていますがより細くてしなやかです。
先住民のアボリジニの人たちは ヒバの内皮の繊維で織物を作ります。
材は肌理がきれいですので彫刻に使用します。
また耐水性があるために桶やサウナ室にも利用されていました。
製材工場の土場の丸太(大径木)

これ位の大きさで800年でした。指し示している人と比べると大きさがわかります。この山は比較的大きな丸太で、製材して節の少ない造作材など役モノを木取りします。特にこのように長い丸太からは神社仏閣などに使用される大きな製品を作ります。長さが8メートルの製材品まで可能です。これらは通常 半割し台形の状態にして乾燥させておきます。そして注文がある場合いに再製材します。
製材工場の土場の丸太(小径木)

比較的小さくて短い丸太です。これらでも300年位の年数が数えられます。中には500年のものもありました。住宅に使用する土台やタル木を主体に製材し中には鴨居や廻り縁の取れるものもあります。これらのサイズは概ね決まっていますので、上記の大径木と違い常時製材します。
直径30㎝の丸太

直径30㎝の丸太で樹齢345年を数えました。丸太の木口の細かい日割れが長寿の木の特徴です。
直径50㎝の丸太

直径50㎝にもなると樹齢は612年でした。2回目に数えると634年で正確に数えることが出来ないくらい年輪が非常に密です。
そして樹齢が大きくなるにつれて、白太の部分が少なくなることです。
この丸太はほとんど白太がありません。
ですから製材すると赤身の部分だけで品質のよい製品を作ることができます。
